朱肉について
2024.12.10
大阪の完全手彫り印鑑・手仕上げ印鑑・開運吉相印鑑のせんば堂・店主の近藤です。いつも当店のブログを読んでいただきましてありがとうございます。本日は朱肉について少しお話しておきたいと思います。朱肉は、印鑑を押印する際に使用される伝統的な赤いインクの一種なのは皆様もご存じかと思います。日本では特に重要な公式文書や契約書に押印する実印や銀行印の使用に欠かせないアイテムです。
1. 朱肉の主成分と種類
朱肉の成分
顔料:主に「辰砂(しんしゃ)」と呼ばれる鉱石由来の赤い顔料が伝統的に使われてきました。現代では合成顔料が一般的です。
油分:主に植物性油(椿油、菜種油など)が使用され、インクを滑らかにする役割があります。
ワックス:印影を鮮明にするために配合されることがあります。
朱肉の種類
固形タイプ:一般的なケース入りのもの。押印時に少量を使用します。
ペーストタイプ:柔らかく、粘度が高い。均一な印影を得やすいのが特徴です。
スタンプ台タイプ:水分が多めで、押印が簡単です。
液体朱肉:細かい作業に適したもので、主に書道や芸術用途に使われることもあります。
2. 使用上の注意点
乾燥防止:蓋をしっかり閉めることで、朱肉の乾燥を防ぎます。乾燥すると印影が薄くなりやすくなります。
適量使用:朱肉を多く取りすぎると、印鑑の周囲に余計なインクが付着する可能性があります。印面全体に薄く均一に付けるのがコツです。
保管場所:直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所に保管してください。
3. 高品質な朱肉を選ぶ理由
特に重要な契約書や公式文書では、朱肉の品質が印影の美しさや耐久性に直結します。高品質な朱肉の特徴として、時間が経過しても色が褪せません。また、インクがにじみにくく、鮮明な印影が残せます。
4. 環境やシチュエーションに応じた選び方
日常使い:通常の実印や銀行印には固形タイプが便利です。
公式用途:公的な書類や大切な契約書には、高品質な固形朱肉やペーストタイプがおすすめです。
携帯用:小型ケースやスタンプ台タイプは持ち運びに適しています。
5. お手入れ方法
印鑑の掃除:使用後、印鑑の印面を柔らかい布やティッシュで優しく拭き取り、朱肉の付着を防ぎます。
朱肉の補充:固形タイプの場合、専用の補充液が販売されていることがあるので、それを使用します。
いかがでしたでしょうか?
朱肉の選び方や扱い方次第で、押印の仕上がりに大きな差が出てきます。重要な書類には適切な朱肉を選び、丁寧に押印することで、より美しい印影を残せます。
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