実印と三文判の違いについて
2023.8.29
大阪の印鑑屋・枚方市のせんば堂店主の近藤です。いつもありがとうございます。三文判(さんもんばん)という言葉を聞かれることがあると思いますが、今回は実印と三文判の違いについてお話を少しさせていただきます。
結論から申しますと・・・
実印と三文判、実は明確な違いがありません。と言いますのも、三文判は実印でも認印としてでも使うことができるからなのです。では、三文判の定義とは何でしょうか??
三文判とは、一般的な安価なハンコ全般のことを指しています。安いはんこは、ホームセンター、文房具店、最近では100円ショップでも販売されています。大量生産ができるので機械で量産されているハンコということです。この三文判と呼ばれる安価の印鑑でも、市区町村に印鑑登録として届け出を出せば「実印」になり、銀行での届け出を出せば「銀行印」としても使用することができてしまいます。よって、実印と三文判には明確な違いはなく、安価で売られている印鑑のことを「三文判」と呼んでいます。
三文判を登録してトラブルに・・・
三文判でも登録を行えば、実印や銀行印として使うことができますが、実際に三文判を実印として使うことは大変危険なことだと思ってください。トラブル事例も結構存在しています。理由は一目瞭然ですね。三文判は大量生産されているものだからなのです。三文判は基本的に工場にて製造されます。大量生産されるということは、同じ印影の印鑑が大量に作られ、市場に出回っているという事になります。その印影を特に実印に使うということは、偽造の危険性が高くなり、トラブルに巻き込まれる可能性もゼロではないという事になります。
実印は基本的に真似されにくく、オリジナルの印影を持つ印鑑が望ましいというのは言うまでもありません。実印や銀行印をお考えの方は、完全手彫り印鑑のせんば堂へご相談ください。
完全手彫りの吉相印鑑・せんば堂
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