手彫り印鑑で注意すべき点
2026.6.11
印鑑は人生のさまざまな場面で使用する大切な道具です。特に実印や銀行印は、契約や財産管理にも関わるため、作成時には慎重な選択が必要です。近年はインターネットで簡単に印鑑を注文できるようになりましたが、「手彫り」と表示されていても、その内容はお店によって大きく異なります。まず注意したいのが、「完全手彫り」と「手仕上げ」の違いです。一般的に完全手彫りは、文字入れから仕上げまで職人が印刀を使って作業を行う方法を指します。一方で、手仕上げは機械で粗彫りを行った後、職人が最終調整を施す方法です。どちらが良い悪いではありませんが、購入前にどのような工程で作られるのかを確認することが大切です。
また、価格だけで判断しないことも重要です。極端に安価な印鑑の中には、既成フォントをそのまま利用して作られるものもあります。同じような印影が作られる可能性があり、実印や銀行印として使用する場合には不安が残ります。印鑑は単なる道具ではなく、ご自身を証明する大切な分身ともいえる存在です。長く使うものだからこそ、信頼できる職人や専門店を選びたいものです。さらに、印材選びも見逃せません。印鑑は毎日使うものではありませんが、何十年と保管しながら使用することがあります。耐久性や押しやすさを考慮し、自分の用途に合った印材を選ぶことが大切です。
枚方市のせんば堂では、一級印章彫刻技能士が一本一本丁寧に印影を作成しています。印鑑は同じ名前でも職人によって表情が変わります。だからこそ、大切な実印や銀行印は、技術と経験を持った職人に任せることをおすすめします。印鑑は一生のうちに何度も作り直すものではありません。後悔しないためにも、「誰が作るのか」「どのような工程で作るのか」を確認し、本当に納得できる一本を選びましょう。

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