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印材・薩摩本柘の特徴について

2026.9.1

こんにちは。大阪・枚方市のハンコ屋、せんば堂の近藤です。今日は、印鑑の材料のひとつ「薩摩本柘(さつまほんつげ)」について、少しお話ししたいと思います。印鑑には象牙、白水牛や黒水牛、チタンなど、いろいろな材料がありますが、その中でも昔から馴染み深いのが「柘」で昔から印鑑に使われてきた木製の印材です。繊維が細かく、密度が高いのが特徴です。その密度の高さから彫刻に向いており昔からハンコの材料としてとして親しまれています。

 

木編に石と書くぐらいですので木製にしては硬い方だと思います。木ならではの温かみがあり、手に持ったときのやさしい感触も柘の魅力です。新品のときは比較的明るい色をしていますが、長く使っていくうちに少しずつ色合いが変化していきます。こうした経年変化も、天然の木から作られた印鑑ならではの楽しみといったところでしょう。

 

「薩摩本柘」とは?

柘の印材にもいろいろあります。その中でも、鹿児島県産の柘を使用して作られた品質の高い印材が「薩摩本柘」です。キメが細かく、印鑑の材料として昔から使われてきました。当店で柘を使用する場合は、この薩摩本柘を使用しています。一本一本文字を考えて印稿を作り、完全手彫りの場合は全て手作業で彫刻していきます。

 

 

薩摩本柘の印鑑は、お手入れも大切です。薩摩本柘は天然の木ですので、黒水牛やチタンなどと比べると少しデリケートな印材でもあります。特に気をつけていただきたいのが、ご使用後の朱肉です。印鑑を押したあと、朱肉がたくさん付いたままケースに戻してしまうと、朱肉に含まれる油分が少しずつ印面に染み込んでいきます。それを長年繰り返していると、印面が傷み、枠が欠けやすくなったり、摩耗の原因になったりすることがあります。難しいお手入れをする必要はありません。使い終わったら、柔らかい布やティッシュなどで印面に残った朱肉をやさしく拭き取ってからケースに戻してあげてください。これだけでも印鑑を良い状態で長く使っていただくことにつながります。また、天然木ですので、極端に高温多湿になる場所や、温度・湿度の変化が大きい場所を避けて保管するのがおすすめです。材料にはそれぞれ特徴がありますので、迷われたときはお気軽にご相談ください。用途やご予算などをお聞きしながら、一緒に選ばせていただきます。

 

 

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