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手彫り印鑑(ハンコ)実印について

2023.7.18

大阪府枚方市の完全手彫り印鑑せんば堂・店主の近藤です。以前も少し”実印”についてお話したことがありますが、大事なことですのでさらに本日は深堀したいと思います。やはり手彫りのハンコとなると、実印のご依頼が圧倒的に多くなります。そこで実印についてもう詳しくお話致します。

 

実印について

実印は、自分の住民票を置いてある市区役所又は、町村役場に印鑑登録の申請をして受け付けられ、登録の済んだ印章のことをいいます。実印は一人一人一本ずつ持つものです。夫婦や親子が同じ印鑑を別々に印鑑登録することはできません。実印は本人を証明する物であります。つまりは拇印の代わりと言えます。そのような大切な物が、簡単に欠けてしまうような印材(材質)や、同じ物が何本も売られているような既製品、また、同じ物が何本でも簡単に出来てしまう作り方(機械彫り)で作った物は避けるのがベターだと思われます。特に、誰かに悪用されるのを避ける為にも、既製品や機械彫りを実印にするのはオススメできかねます。トラブルの元になる可能性があります。

 

実印の大きさと登録できる条件は?

実印の大きさは、直径9mm以上20mm未満ならほとんどの地域で通用致します。登録の資格や登録できる印章の条件などは、それぞれの地域の条例により多少異なりますが、概ね次の通りかと思います。

 

●15歳未満の者・禁治産者は登録できない。
●住民票の氏名と同じ文字が彫刻されていなければならない。
●印影が不鮮明で照合が困難なもの、著しく欠けているものは登録できない。
●ゴム・プラスチックなどの変形しやすいもの又は、欠けやすいものは登録できない。
●既製品は基本的には登録できない。

 

この他には、

 

●手彫りでなければ受付けない自治体
●フルネームが彫刻されていないと受付けない自治体

 

が存在するのも確かですので気を付けてください。

 

 

女性の実印について

偽造防止の為やはっきりとその本人の印鑑と判別させる為に、未婚女性以外はフルネームを彫刻するのが一般的です。姓のみですと、相続の際などにはほとんどの方が同じ姓なので紛らわしくなるでしょう。女性も、結婚したらなるべく早くフルネームで実印をお作りになられることをオススメ致します。

 

⇒ 女性の実印について詳しくみる

 

実印が必要となるケースは?

●遺産相続
●自動車の売買取引
●不動産の売買取引
●保険金・保証書の受け取り
●法人の発起人になるとき
●公正証書(契約書・金銭消費貸借証書・遺言状など)の作成
●官公庁での諸手続き
●住民基本台帳カードの申請

 

などが挙げられます。これ以外にも実印が必要な場合がありますので、いざという時に慌てて作るのではなく、できる限り余裕をもって用意しておくことが望ましいと思います。

 

 

完全手彫りの吉相印鑑・せんば堂
〒573-0032 大阪府枚方市岡東町5-33
電話:072-843-7095/FAX:072-843-1248

 

営業時間
平 日  9:00~19:00
土曜日 10:30~17:00
日曜日・祝日 定休日

■問合せは実印に関するご相談やお問合せはこちらから受付けております。

 

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