捨印について知っておいて欲しいこと
2023.9.25
こんにちは。大阪府枚方市の開運吉相手彫り印鑑通販のせんば堂・近藤です。先日、仕上がった実印を受け取りに来られたお客様から”あの捨て印っていうのは何か理由あるんですか？あまり詳しくないんですが・・”と会話の中で出てきたことがありましたので、今日は、「捨て印」・「捨印」についてお話をしたいと思います。
本当は怖い「捨印」について
印鑑を捺印する書類を記入するときなど名前のすぐ横に押す印鑑とは別に、欄外にもう一箇所押す欄があるのを見たことがあると思います。それこそが”捨印”といわれるものです。実は捨印は、その捺印された書類に対して「訂正をする権限を与えます」という意味合いになっています。つまり、訂正箇所が具体的に出る前に、訂正印をもらっている状態になっています。
この捨て印があれば書類の記入ミスなど修正をした箇所にわざわざ訂正印を必要としないため、仮に相手が遠方であっても、わざわざ訂正印をもらいに行く手間が省け効率的になるのです。ここで注意しなければならないのが、契約書などに捨印を押した場合、一部の内容など訂正されてしまうと、ご自身が確認した内容と異なった契約書になってしまうのです。先に内容を理解した契約書とは違った内容の契約書に捺印したのと同じことになっています。捨印は結構多用されることが多いのですが、実際には怖いということです。本当に信用のおける相手（取引）以外は捨印はあまり押さないほうが賢明と思われます。
今まで何も考えずに捨印を押されていたのでしたら、一度考える良い機会になればと思います。わかったうえで捺印しましょう。
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