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実印のお話

2023.7.3

いつもありがとうございます。大阪府枚方市の完全手彫り印鑑・せんば堂の店主近藤です。今日は、実印について少しお話をしたいと思います。

 

実印って大切なものだとは分かっていても、深く考える事は少ないかもしれません。実印は自治体[市役所]に印鑑登録をした印鑑(はんこ)の事です。くだけた言い方をすると、「これは自分自身のロゴマークです」と市役所に届け出をした印鑑です。二つと無い物である事に意味があります。

 

なぜ二つと無い物?

印鑑登録にはいくつかの決まりがあり、例えば枚方市役所では、変質するゴム印や、プラスチック等のプレス加工で作られた印鑑は登録は出来ないことになっています。既製品の三文判は彫ってあるものなら印鑑登録は可能ですが実印として使用するにはリスクがあります。ではなぜ三文判での印鑑登録にはリスクがあるのでしょうか?

 

 

それは、既製品のはんこは大量生産品であるため、探せば同じものが売っているからです。同じ印影のはんこ(同型印)が探せば売っているのです。明治時代、印鑑登録制度が制定された頃は、はんこは全て手彫りでした。既製品のはんこは無かったので、同型印のリスクは無かったのです。契約の際に実印を捺し、その印鑑が本人の物であることを厳格に証明する印鑑証明書を添付します。本来は実印を管理すれば心配は無いのですが、その実印が何軒かはんこ屋を回れば売っている物だと、契約の内容を改変されるなどの心配が残ります。はんこの管理は出来ても渡した印影の管理は出来ないのです。

 

だからこそ二つと無い印鑑を持つことには意味がある訳ですね。

⇒ せんば堂のこだわり

 

完全手彫りの開運吉相印鑑・せんば堂
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